接着剤塗布時の注意(その1)
TS工法で、接着剤の塗りムラ(塗れていない部分)があるとどのような不具合がありますか?
接着剤の塗りムラがあると、接着強度不足による管の抜けや、水みちができて漏水することがあります。
薄く・ムラなく・塗り残しのないように塗布してください。
片塗り・塗り残し
管や継手の水分を排除
●接着接合を正しく行うために、下記の注意事項を守ってください。
- 接着剤を塗る前には、管・継手の塗布部分の水分・ホコリ・油をウエスで拭き取ってください。
水分・ホコリ・油などは接着不足の原因となります。
- 接着剤は塗りすぎないでください。接着剤に含まれる溶剤蒸気でソルベントクラック(亀裂)を生じる可能性があります。
- 接着剤を塗布した後は、速やかに挿入してください。
温度が高いほど乾きやすく、乾いた状態では接着不良となります。
- 夏季の高温時や、大口径管への塗布には2名作業が有効です。
接着剤を塗る前に
接着剤は、溶剤臭気のしないものや、ゼリー状になっているものは、接着不良になる可能性が高いため、使用しないでください。
事故例1
事故例2