左記表示で囲まれている内容は、それを守らないと大けが・火傷などの事故を引き起こすことがありますので、ご注意ください。
製品性能を確保するために必ず守っていただきたい事項です。
●エスロカチットは適用する管種(○印)のみご使用ください。
以下、対応管種表示の該当JIS規格は、下表で詳細をご確認ください。
呼び径 | 架橋ポリエチレン管 (JIS K 6769 M種管 PN15) |
架橋ポリエチレン管 (JIS K 6769 M種管 PN10) |
水道用架橋ポリエチレン管 (JIS K 6787) |
---|---|---|---|
10 | ○ | ○ | ○ |
13 | ○ | ○ | ○ |
16 | ○ | × | × |
20 | ○ | × | × |
●温度及び最高圧力を守って使用してください。
使用温度(℃) | 最高使用圧力(MPa) |
---|---|
0 ~ 20 以下 | 1.50 |
~ 40 以下 | 1.25 |
~ 60 以下 | 0.95 |
~ 70 以下 | 0.85 |
~ 80 以下 | 0.75 |
~ 90 以下 | 0.70 |
~ 95 以下 | 0.65 |
●給水・給湯及び冷温水配管に使用し、エア配管や薬液配管には使用しないでください。管・継手が破損して漏水するおそれがあります。また、温水の循環配管に使用の際は、使用条件によっては管・継手等の劣化が促進されるおそれがありますので、お問い合わせください。
●最高使用温度を超える異常温度が発生する熱源機器には使用しないでください。
●給湯管を取替えるリフォーム工事等で、古いガス給湯器等を継続使用する場合、ガス給湯器等から最高使用温度を超える異常高温が出湯し、管が破損する危険性があります。施工前に、ガス給湯器等に不具合が無いか確認の上配管工事を実施してください。
●旧式のガス給湯器においては、極めてまれにセンサーの誤作動等により異常高温状態となり、パイプが破裂し、火傷などの傷害を受ける可能性があります。特に給湯系統のリフォームで本システムを使用する場合は、事前に給湯器メーカーに使用の可否を確認お願いします。
●ガス給湯器等ガス機器と、周囲の配管との離隔距離については「ガス機器の設置基準及び実務指針」(一般財団法人日本ガス機器検査協会)に定められた基準を遵守ください。またガス給湯器の機種により緩和されることがありますので、具体的な離隔距離についてはガス事業者またはガス機器メーカーにご確認ください。
●樹脂管・継手は下記「管・継手を破損させるおそれのある薬液等」に侵されますので、接触させないでください。またこれらを含む土壌に埋設しないでください。
有機溶剤( ベンゼン、アセトン、トルエンなど)
塩ビ用接着剤、液状シール剤、瞬間接着剤
防腐剤、防蟻剤、防錆剤、殺虫剤、除草剤
灯油、ガソリン、塗料、界面活性剤
ウレタン吹き付け材( 断熱材)
●作業手袋やウエス、継手を保管するケース等は「管・継手等を破損させるおそれのある薬液等」が付着していないものをご使用ください。
●管(エスロペックス、エスロペックスCV、保温付エスロペックス)の屋外露出配管では外部衝撃・紫外線劣化防止のために、エスロペックス外面、エスロペックスCV外面、保温付エスロペックスの保温材外面に紫外線を通さないように遮光外面被覆を行ってください。また、カチットS継手部も同様の処理を行ってください。
●結露や凍結の可能性がある場合は、必要に応じて管と継手に保温処理等の対策を行ってください。また、保温付エスロペックスの場合、必ず管の保温材と継手部に巻く保温材との間に隙間ができないように、継ぎ目をテープで巻いて継手接続部の管が裸で露出しないようにしてください。
●主に水道直結型スプリンクラー配管など、屋根裏等で環境温度の上昇が予想される部位の配管に使用する場合は、圧力上昇で管の破損や機器に損傷を与える場合があります。これを防止するため水道用途に適合した膨張弁、逃がし弁(設定圧:1.0MPa以下)等の設定を検討してください。
●エスロペックスは急激に曲げず所定の半径で曲げてください。
呼び径 | 最小曲げ半径(mm) |
---|---|
10 | 150 |
13 | 150 |
16 | 200 |
20 | 300 |
●φ10 で追い炊き配管する場合は、使用する継手を往復で4個以下としてください。また、配管長さの片道は、11m以下(往復22m以下)としてください。
●高置タンク方式等で、マンションの最上階の場合は、十分な水圧を得られない場合がありますので、配管口径の設定については考慮してください。
●給湯器、カランの圧力損失は機種により大きく相違しますので、必ずメーカーに確認して設計してください。
●隠蔽部での配管接続部には将来的な点検、補修、配管更新を考え、点検口を設けてください。
●エコキュートの室外機と貯湯タンクとの間の連絡管は、エコキュートメーカーの仕様書に準じた管種選定を行ってください。
●本ページ記載事項以外にご使用の場合は、弊社担当までお問い合わせください。