製品性能を確保するために必ず守っていただきたい事項です。
●土中及びコンクリート内への埋設は、継手が侵されるおそれがありますので下記の方法で防護処理が必要です。
●埋設以外の配管においても、清掃で使用する洗浄剤等の各種薬液が、管・継手に付着して侵されるおそれがありますので、下記の方法で防護処理が必要です。
●ブチル系テープ(推奨テープ;Nitto No.6951 )を使用して下図に示すように継手部の 防護処理をしてください。
●被覆材(保温材)の上から巻き付けると管との隙間から上記影響物質が侵入するおそれがあります。隙間ができないように管と継手に直接巻き付けてください。特に多量の湯水がかかる環境、高湿度環境では、上記薬液等が継手部に侵入しないよう注意が必要です。
●継手を水没状態では使用しないでください。
●可塑剤を含む塩ビ系防食テープ等(例:市販のビニルテープ、保温テープ、エスロンテープNo.340、No.360 等)は継手や管を侵すことがありますので使用しないでください。
●ガスモレ検知液などは使用しないでください。継手等の劣化に繋がる場合があります。
●継手は適合する管種を確認の上ご使用ください。適合外の管種と接続すると漏水の原因となります。
●継手を落としたり踏んだりしないでください。破損したり使用不能になるおそれがあります。
●一度施工すると管が外れない構造になっていますので、継手の再使用はできません。失敗しないよう慎重に施工してください。
●継手は埃、ゴミ、キズが付かない様保管し、包装袋やOリングカバーは、接続時まで外さないでください。
●管を継手に挿入する際は、ピンクのガイドが見えるまで奥まで一気に確実に挿入してください。挿入が完了すると”カチッ”と音がします。
●管を継手に挿入する際は、まっすぐ挿入してください。振りながら挿入すると、パッキンのねじれ、脱リングなど、漏水の原因となります。
●施工者は、ピンクのガイドが見えることを確認してください。ガイドが見えない場合、挿入不足により漏水の原因となります。また、ガイドが斜めに見える場合も、管の斜め切りにより漏水の原因となります。
●明らかに管が挿入しにくい継手が万一あった場合は、その継手の使用を中止し、販売店または弊社にご連絡ください。
●継手を分解しないでください。継手を分解すると内部部材でケガをしたり漏水のおそれがあります。また、一度分解した継手は使用しないでください。
●施工管理点検時には、ピンクのガイドが見えることを確認してください。
●施工管理点検時にブラックライトを使用の際は直接光源を見ない等取り扱いにはご注意ください。
●台や座の付いた継手は、所定の数のねじを用いて固定してください。
●ユニオン継手のねじの締め過ぎにご注意ください。シートパッキンやアダプター本体が破損するおそれがあります。適正締め付けトルクはG1/2:25N・m、G3/4:35N・mです。
●継手を直接固定する場合、固定具は継手の六角形部分など金属部分に当てて固定してください。樹脂部分に当てた場合、継手破損による漏水や、またピンクのガイドの確認ができなくなります。
●袋ナットおよび樹脂部を工具で挟んでねじ込むことは、破損のおそれがありますので、おやめください。パイプレンチ使用時は、ネジ部近傍の金属六角部分をつかんで使用してください。
●バルブ付きアダプターのねじ込み時は、バルブ部の六角部をつかんでねじ込んでください。接続部をつかむと漏水の原因となります。
●水圧がかかった状態、もしくは配管内が満水の状態で管を挿入しないでください。パッキンやピンクのガイドがずれて漏水の原因となります。
●両座付給水栓エルボ(樹脂製)をねじ接続の際は、必ずシールテープをご使用ください。
●補助的にシール剤を使用する際は、当社の推奨シール剤をご使用ください。
※その他注意事項については、「エスロン エスロカチットS給⽔・給湯カタログ」P11をご参照ください。
●腐食および赤水防止のため、ヘッダー回りの管材は防食管材を使用してください。
●連鋳ヘッダー及び鋳造ヘッダーには腐食防止のため、専用のプラグ・キャップ・ニップル等を使用してください。
●銅管など熱を使う配管材との接続の際は、銅管等を先に接続・冷却後、エスロカチットのねじアダプター継手を接続してください。熱によって継手が劣化するおそれがあります。