●管を継手に挿入する前に、管端部の確認を必ず行ってください。管端部にごみ、バリ、ささくれ、扁平、管内面のキズ、スジ、へこみがないことを確認し、ある場合は除去してください。漏水の原因となります。また、ほこりや砂が付いていると漏水の危険がありますので、管の内外面を清掃してください。
●他社の管とエスロカチットを接続する際は、管の内面に連続的もしくは断続的にスジがないことを確認してください。
ある場合は漏水の原因となります。
●エスロカチットを水没ないしは高湿度環境では使用しないでください。
●管の切断は、塩ビカッターまたは、フレキカッターを用いてください。のこ切りは使用しないでください。
管は斜めに切断せず、できる限り直角に切断してください。挿入不足につながる等、漏水の危険があります。
●マンションなどの屋内露出配管では、工事中の衝撃や踏みつけによって、管が変形したりしますので、必ず防護してください。
●さや管工法用には専用のエスロフレックスをご使用ください。
●管(エスロペックス、エスロペックスCV、保温付エスロペックス)の屋外露出配管では紫外線劣化防止のために、エスロペックス外面、エスロペックスCV外面、保温付エスロペックスの保温材外面に紫外線を通さないように外面被覆を行ってください。また、カチット継手部も紫外線劣化防止のために、同様の処理を行ってください。
●屋外露出配管では、外部衝撃防止のために外面を防護してください。
●結露や凍結の可能性がある場合は、必要に応じて管と継手に保温処理等の対策を行ってください。また、保温付エスロペックスの場合、保温材端部がわずかに収縮する場合がありますので、必ず管の保温材と継手部に巻く保温材との間に隙間ができないように、継ぎ目をテープで巻いて継手接続部の管が裸で露出しないようにしてください。
●2度切り・回し切りはしないでください。漏水の危険があります。
●屋内露出配管には、管の傷防止の為にエスロペックスを裸のまま使用しないでください。エスロペックスCVや保温付エスロペックス等、外面被覆されたものを使用してください。
●可塑剤入りの被覆電線(コード)など可塑剤の入ったものは管を侵すことがありますので、直接管に触れさせないように施工してください。
●ガス給湯器等ガス機器と、周囲の配管との離隔距離については「ガス機器の設置基準及び実務指針」(財団法人日本ガス機器検査協会)に定められた基準を遵守ください。またガス給湯器の機種により緩和されることがありますので、具体的な離隔距離についてはガス事業者またはガス機器メーカーにご確認ください。
●管は継手を支点に曲げないでください。管・継手が破損する恐れがあります。