●給水・給湯及び冷温水配管に使用し、エアー配管や薬液配管には使用しないでください。
●最高使用温度を超える異常温度が発生する熱源機器には使用しないでください。給湯管を取替えるリフォーム工事等で、古いガス給湯器等を継続使用する場合、ガス給湯器等から最高使用温度を超える異常高温が出湯し、管が破損する危険性があります。施工前に、ガス給湯器等に不具合が無いか確認の上配管工事を実施してください。
●温度及び最高圧力を守って使用してください。
管種 | エスロペックス (PEX M種管PN15) |
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使用温度(℃) | 最高使用圧力(MPa) |
0~20 | 1.5 |
21~40 | 1.25 |
41~60 | 0.95 |
61~70 | 0.85 |
71~80 | 0.75 |
81~90 | 0.7 |
91~95 | 0.65 |
●結露や凍結の可能性がある場合は必要に応じて保温の処理をしてください。
●継手を支点に曲げるような仕様にしないでください。
●隠蔽部での配管接続部には将来的な配管更新を考え、点検口を設けてください。
●屋外の露出配管では、外部衝撃・紫外線劣化防止のため、保温材と遮光外面被覆などで防護してください。
●φ10で追い炊き配管する場合は、使用する継手を往復で4個以下としてください。また、配管長さの片道は、11m以下(往復22m以下)としてください。
●主に水道直結型スプリンクラー配管など、屋根裏等で環境温度の上昇が予想される部位の配管に使用する場合は、圧力上昇で管の破損や機器に損傷を与える場合があります。これを防止するため水道用途に適合した膨張弁、逃がし弁(設定圧 PEX :1.0MPa以下)等の設定を検討してください。
●高置タンク方式等で、マンションの最上階の場合は、十分な水圧を得られない場合がありますので、配管口径の設定については考慮してください。
●給湯器、カランの圧力損失は機種により大きく相違しますので、必ずメーカーに確認して設計してください。