●施工完了後は水圧試験を実施してください。ただし挿入不足等の施工上の不具合は、水圧ゲージの確認のみでは発見できない場合があります。水圧試験と同時に必ず継手接続部の目視・触診を行い、漏れがないこと、ジャンパーピンが外れていることを確認してください。
●万一、水圧試験でエスロカチット付近で水漏れが発見された場合は、エスロカチット接続部での漏水かどうか本体外筒部内部を注視してください。他部分の水が伝わりエスロカチット付近が漏れている場合もあります。
●水圧試験を行う際には、エア抜きを行ってください。エア抜きが不完全な場合、継手が抜けたとき、身体に当たる危険性があります。
●エスロペックスは可とう性管ですので、水圧を負荷すると真円に戻ろうとする力が働き、時間の経過とともに若干の水圧低下をきたすことがありますのでご注意ください。季節・配管長によっても異なりますが、例えばエスロペックスでは0.74MPa{7.5kgf/cm2}に加圧すると1時間経過後およそ0.44~0.59MPa{4.5~6kgf/cm2}の圧力に低下し安定します。
●水圧テストプラグ使用の際は、同梱されている「テストプラグ取扱説明書」に従って、水圧テストを行ってください。
(注:必ずエアー抜きを行ってください。)
●ペックスヘッダー水圧試験の実施前には、手回しナットを軽く逆に回して緩まない(ナットロック部が掛かっている)ことを確認してください。水圧試験では、圧力ゲージからは手回しナットのナットロック部が掛かっていない状態を、発見できない場合があります。
●ペックスヘッダー水圧試験で漏水し、かつナットロック部が外れている場合、継手のOリングが損傷しているおそれがあるため新しい継手と交換してください。