●破損・変形、その他の異常のあるものは使用しないでください。
●ヘッダーの包装と継手のOリングカバーは接続時まで外さないでください。キズ、ゴミ、異物は漏水の原因となります。
●組み立て前に、必ずペックスヘッダーの受け口と専用継手の挿し口を点検し、ゴミや異物がある場合は除去してください。
●受け口の内面および挿し口の外面にキズがある場合は、漏水のおそれがあるため使用できません。キズのない新しい部品で施工を行ってください。
●異常ねじ込み防止のため、必ず架橋ポリエチレン管の接続前に、ヘッダー部を組み立ててください。
●専用継手は、ペックスヘッダーにまっすぐ押し入れてください。斜めに押し入れるとOリングのキズ付きや手回しナット接続異常の原因となります。
●専用継手の手回しナットは、まっすぐ回してください。斜めに回すとナットのねじがつぶれたり、回転不足の原因になります。
●ペックスヘッダーの接続部にはシールテープを巻かないでください。異物噛み漏水や、手回しナットの回転不足の原因になります。
●ペックスヘッダー専用継手の手回しナットは、“パチッ”と音がするまで手で回し接続してください。その後、軽く逆方向に回して手回しナットが緩まないことを確認してください。ナットロック部が掛かっていないと、使用中にねじが緩み戻り、抜け漏水が発生します。
●手回しナットのねじが固い場合は一旦接続を中止し、挿し口と受け口の点検をしてください。異常があった場合は使用を中止し新品と交換してください。
●屋外露出配管では直接日光が当たらないように外面被覆を施してください。また、外部衝撃や凍結防止のために保温材などで防護してください。
●ヘッダー固定金具は、ヘッダー両端の枝の間と、連結使用の場合はペックスヘッダーニップル部に、設置してください。
●ペックスヘッダーに乗ったり、踏んだりしないでください。ヘッダーや専用継手が変形し、漏水のおそれがあります。
●ペックスヘッダーと継手の取り外しは、あらかじめ着け替え用の継手を準備し、必ずペックスヘッダー専用の継手離脱レンチを使用してください。
脱着に際しては、必ず受け口内面と継手Oリングにキズ、ゴミ、異物等の異常が無いことを確認の上、ゴミ、異物の付着を防ぐため、すみやかに作業を実施・完了させてください。
また作業完了後はナットロック部の変形がないことと、軽く手回しナットを逆方向に回して緩まない(ナットロック部が掛かっている)ことを確認してください。
●手回しナットには、いかなる場合にもパイプレンチやプライヤー等の工具は用いないでください。樹脂ねじや、手回しナットのロック機構が変形破壊し、水圧により継手が抜け落ちるおそれがあります。
受け口・ナットロック部が変形したヘッダーや変形破損した専用継手は使用できません。新しいものに交換してください。
●ヘッダー付近の配管は、必ず接続部が直線になる様にサドルで固定してください。
●施工完了後は水圧試験を実施してください。
●継手を水没ないしは高湿度環境では使用しないでください。
●メイン管が塩ビ管やライニング鋼管になる場合は、配管内の溶剤蒸気除去のため、管端を開放して必ず通風してください。
●銅管など熱を使う配管材との接続の際は、銅管等を先に接続・冷却後、ペックスヘッダー専用継手を接続してください。
熱によって継手が劣化する恐れがあります。
●メスねじニップルのねじ部は、シールテープで接続してください。
●ライニング鋼管との接続には異種管接続用継手をご使用ください。
●実際の施工にあたっては、ペックスヘッダー同梱資料(「施工上の注意ポイント」、「ペックスヘッダー施工手順」)を参考の上、施工してください。
●継手離脱レンチの両端は、それぞれ枝管用(H1/2)と本管用(H3/4)です。使用に際しては適合サイズ側を用い、レンチのツメ2箇所を継手ナットロック部にかけて、緩め方向に回し外してください。合わないサイズのレンチをかける等、無理に外そうとしないでください。部材が変形破損するおそれがあります。